6月から開催されるブラジルワールドカップですが、スタジアムの工事の遅れや治安の悪さなど?色々心配されています。
スタジアムの工事の遅れはタクシーの運転手に聞いても今回のワールドカップはブラジルは世界に大恥じをかく事になるよ!!と呆れ顔。それもそのはず、その工事の遅れはブラジルの政治汚職が関係しているからです。これは、今に始まった事ではないので、別に驚くことではないのですが国も日本の23倍もあり汚職の額がまた桁違いなのもブラジルなのです。
こうした流れから、最近はfacebookなどSNSを利用した反政府運動も盛んで国内の
あちらこちらで学生を中心としたデモ集会が行われています。彼らの最大の狙いは世界から注目の集まる今こそ政府の汚職を世界に伝え、この二大イベントの莫大な開催費用を最と国内の教育や医療に使え!と訴えているのです。
さて、ブラジルのもう一つの悩みは治安の悪さでしょう?
これも、昔からなので私たちは余り驚くことでは無いのですが、特にリオデジャネイロの治安は非常に悪くひったくりや強盗は日常茶飯事、今朝見ていた朝の情報番組でリオの事をレポートしていましたが、インタビュウーしている最中に突然後ろから来た未成年の男に金のネックレスを引きちぎられそうになりました。
こうした光景はブラジルの大都市では良くある事ですが、流石にこの番組の司会者はじめ出演者はショックを受けていましたね?
と言うわけでリオでは警察が総力を挙げてファベイラと呼ばれる貧民街を制圧することに乗り出したそうです。リオの場合特に地形的に街の周りを山がぐるりと囲んでいてそこにファベーラが有る為、こうした犯罪者は日中、仕事をしに街まで降りて来る訳なのです・・・
日本で生活している皆さんには一寸信じられない事かも知れません。しかし、それが、リオデジャネイロなのです。
近年治安の悪化と共にカーニバル目当ての観光客も地方都市に行くようになって来ました。
これから、ワールドカップとオリンピックを迎えるブラジルですが果たして胸を張って開催できる世界最大のイベントを無事成功させられるのか今から楽しみです・・
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